- 2017.11.10 UP
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- 秋が一段と深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 気づけば11月となり、時の流れの早さに驚くばかりです。 そんな紅葉の時期を楽しみに、先週末、徳島県を飛び出し
第2回『地域の課題をビジネスを通じて解決するためのワークショップ』を6月23日に徳島県三好市市役所分庁舎にて開催いたしました。
全3回構成のワークショップでは、自社の販路拡大・課題解決のため、さらにはその連携事業がにし阿波地域にもどのような貢献ができるかということを念頭に、都市部と地元の企業が互いの強みや事業価値を活用しながら、連携事業を
模索し具体化していくことを目標としています。
その中間地点となる今回ですが、都市部からは、インバウンド関連支援企業や古民家PR企業、輸出業などを営む事業者にお越しいただきました。
また地元からは阿波尾鶏生産元や農家、古民家宿泊所、日本酒蔵元といった事業者にお集まりいただき、都市部から11社、にし阿波地域から13社の計24社での開催となりました。
今回のワークショップでは、第1回目でのグループ討議中心のプログラムとは趣向を変え、個別具体的に話を進めていただくための、1セッション15分×6回の個別商談形式としました。
地元企業のテーブルを都市部企業にまわっていただきながら、本来の趣旨である交流・連携・地域課題の解決という目的のもと、双方のリソースを活用し連携し合うことで互いの利益にできる事業を模索していただきました。
15分のセッションでは話が終わらないテーブルも続出し、前回よりももう一歩深く踏み込んだ段階の交流やビジネスマッチングを進められる機会となったのではないかと思います。
参加いただいた方からのご意見としても、
「既存の事業とは違う新しい展開が可能となる」
「これまでになかった地域での新しい事業が生まれる」
という前向きな反応をいただけ、少しずつですがにし阿波地域において、これまでにない切り口からの連携事業が芽吹いてきていることを嬉しく思っています。
また、ワークショップを通じて都市部企業とにし阿波地区の企業に交流や商談を図っていただく意図として、「にし阿波地区へのサテライトオフィス進出を促していく」という目的もあります。
徳島県には美波町や神山町といった地域において、自然環境やインターネット環境の良さを打ち出した新たなワークスタイルを提案することで、全国でも先駆けてサテライト誘致策に成功し、注目を浴びてきた実績があります。
近年、地方創生の一環としてもサテライト進出の有効性については全国各地の「地方」から様々にアピールされていますが、徳島県にし阿波地区ではさらに一歩進めて、「地元企業との連携ビジネス構築による優位性」をその一つとして掲げています。
サテライト進出を検討している都市部企業にとっては、ワークショップを通じて、地元企業との地域色の強い連携事業創出を実現することができれば、にし阿波地区へのサテライト進出が「支社」としての意味合いや機能だけでなく、
地域ならではの独自の事業展開が期待できるという有益な進出理由を生み出すことになります。
また、地元企業にとっても、都市部企業がサテライト進出をする前に、交流や連携事業を通じて「相互利益」や「地域貢献」をもたらす関係性を構築していただくことで、サテライト進出を前向きに受け入れていただくことに繋がってくると考えています。
都市部から企業が進出してくることが、決して顧客や資源の奪い合いではなく、互いに協力関係にある、新たな事業可能性の広がりと考えていただけるようになれば、ワークショップ開催の趣旨として最高のゴールと言えます。
そのようなコンセプトで開催しているワークショップですが、次回の第3回目は下記日程で行います。
また8月下旬には、にし阿波のサテライトオフィスの成功事例や独自性を全国に向けて発信していくシンポジウムも開催予定です。
詳しい内容については、また本ブログやフェイズブックページ「地方創生コンソーシアム」
(https://www.facebook.com/chihousousei.consortium/)にて、ご案内させていただきます。
興味を持っていただけた方は、お問い合わせからご連絡いただければ幸いです。
記
第三回『地域の課題をビジネスを通じて解決するためのワークショップ』
日 時:平成29年7月22日(土)16:00~18:30(15:30受付開始)
場 所:三好東部福祉センター(徳島県三好郡東みよし町昼間16番地)
参加費:無料
その他:ワークショップ後に懇親会も予定しています。
シンポジウム:『全国サテライトサミット(仮称)』
日 時:平成29年8月27日(日)
場 所:会場未定(徳島県にし阿波地区で開催)
参加費:無料